現在、本物の国産畳表は日本で使われている畳表の20%以下しかありません。
安い輸入中国産に押され、日本の農家さんは設備投資ができなくて、今のこの令和の時代に、い草を手植えしている農家さんが35%いるんです。
トラクターを買うと経営が成り立たない位厳しくて、40年ほど日本に1万軒存在したい草農家さんが、現在では全盛期の3%以下の280軒に⤵まで減少しました。
前年度最初は畑で種から苗にしたものを、寒い12月に水田に植えます。
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とても良い環境で育ちます。
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井草が伸びるにつれて、草が倒れないようにワイヤーを張ります。
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刈り取るまで、肥料を平均で8回投入いたします。
焼酎の搾りかすや様々な有機肥料は、植物由来の🪴原料で作られた肥料です。その中身は、牛糞・鶏糞・油粕や魚などを固めて作ります。
化学肥料も1部使うそうですが、比率は少なくするそうです。長期的に農作物を作るには、有機肥料をメインで地を作るのが良い農作物ができる秘訣だそうです。
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途中まで大きくなったものを3ヶ月ほどで抜いて、根と穂先を切り取ります。機械でやっている農家さんもいますが、設備費がかさむので、節約してナタ🪓で手切りしている農家さんもいます。
この値切り作業は時間をかけすぎると枯れてしまうので、農家さんは夜の11時ぐらいまで頑張って、早朝早くまた水田に植えます。
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その後も成長したい草の穂先を刈り取る「先刈り」と言う作業をやりまして、生命力によるさらなる成長を促します。
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タニシやバッタも一緒に暮らせるほど、とても良い環境でい草は育ちます。
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6月の終りから7月にかけて、高さ150センチまでにい草が成長しまして、刈り取りになります。
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これほど美しい緑の草は見たことないほどです!
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刈り取りから最速で洗わないと、草の状態が悪くなるので、刈り取りから洗いまでの間は農家さんものすごく急ぎます。
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草が乾かないうちに、地下水で洗います。
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熊本は阿蘇山の恩恵で地下水が豊富で、熊本県は日本で唯一、水道水は川の水を一切使わず、全てのお宅が100%地下水なんです。ですので、水がとてもおいしいです!
その後、泥ぞめと言う工程に入ります。江戸時代からの技法で、淡路島やいくつかの指定された綺麗な泥をといた水に短時間付けます。
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そしたら乾燥させます。
泥の濃度や乾燥させるときの温度と時間は、それぞれ農家さんのこだわりがあります。
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11:24 小山畳店、小山秀晴 その後は乾燥した、
い草の仕分け作業に入ります。
まるで、茶っ葉の一番茶、二番茶の様に
長さによって1番草2番草と仕分けて行きます
長いい草はそれだけ太陽浴びて栄養もたくさん吸っているので、長さだけでなく、芯に身がしっかり詰まっていて、丈夫な立派な井草になります
その後は乾燥した、い草の仕分け作業に入ります。まるで、茶っ葉の一番茶、二番茶の様に、長さによって1番草2番草と仕分けて行きます
長いい草はそれだけ太陽浴びて栄養もたくさん吸っているので、長さだけでなく、芯に身がしっかり詰まっていて、丈夫な立派な井草になります。
そして、各グレードごとに織り作業になります。
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その後は、各グレードごとに織り作業になります。
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この織り作業も技術が必要です。機械が選別した草を、一掴み手に取ってはライトに当てて、枯れた草とか折れた草が混ざってているかを農家さんが、自分の目と手で全てチェックして取り除き、きれいな井草だけを機械に差し込み織ります。厳しい農家さんは、機械の前で1日中い草織りを目を離さずチェックしています。
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そして出来上がります。下級品は、畳1枚に使われるい草の本数が3500本程度、上級品は7000本最高級品は8000本になります。
ここまでが、い草農家さんのお仕事です。ここから先が畳屋の仕事になります!
お読みいただき、ありがとうございました。